■開催概要
・日時:2016年 3月 13日(日) 13:30 ~ 16:20 (14:50-15:00 休憩)
・場所:エルアージュ(L-AGE)小石川 2F 集会室
文京区小石川1-17-1 クイーンズ伊勢丹上
【報告&討論】
「語学教師が留学して学べること -グローバル時代における日本語教師像-」
第1部
●西欧語学留学で(反面)教師に学ぶ -グローバル!?だから何?
発表者1, ファシリテーター:吉田一彦
アイルランドとベルギーへの超短期語学留学で、教師=学習者間で視点を切り替えて学べたことから、1)「習得」を確認することの重要性、2)CEFR運用の効用、3)social skillsを得る機会としての語学クラスについて話します。
●ウズベキスタンに学んで -語学教師に現地語、教授法習得は必須か?
発表者2:入山美保
ウズベキスタン共和国タシケント国立東洋学大学への1年間の交換留学をし、ロシア語(中級)、ウズベク語(0初級)を学習した経験から、1)語学教師に現地語(学習者の母語)習得は必須か、2)学習言語の教授法習得は必須かについて皆さんと一緒に考えたいと思っております。
●日本に複数回来てみて -グローバルな人になるために留学は必然か?
発表者3:ロマン・パシュカ
短期交換留学生、招聘研究員、そして大学院生として来日した自分の経験を振り返りつつ 、「留学」という学びの場がもたらした気付きや意識の変容に触れます。それを踏まえて、グローバル時代における語学教師の専門性について考えたいと思います。
●メキシコの大学院で気づいたこと -日本留学の用意として日本語を勉強するの?
発表者4:新井克之
メキシコ国立自治大学大学院(応用言語学専攻)に1年間交換留学した経験から、1)日本語教師経験者が留学経験者となる意味とその効果 2)留学制度の実態に接して感じたこと 3)大学間交流・国際的/学際的連携による可能性について話します。
第2部
進行役付きディスカッション
※YouTubeの▼こちらのチャンネルからご覧になれます。
■開催概要
・日時:2015年 12月12日(土) 13:30~16:20
・場所:エルアージュ(L-AGE)小石川 2F 集会室
文京区小石川1-17-1 クイーンズ伊勢丹上
「スーダンの日本語教育―オルタナティブな教育実践とその検証―」
アフリカ・スーダンでは1991年に国立ハルツーム大学付属アフリカ・アジア研究所に日本語の公開講座が開設されることによって日本語教育が始まった。しかし、当時の人権状況の悪化や学習環境確立の困難さのため、しばらくして日本人日本語教師はスーダンより引き揚げた。それから、現地人日本語教師によって再び公開講座が開設されたが1998年に閉鎖されている。その他にもいくつかの講座が開設されたが、現在では閉校・中断している。
その後、2005年1月の南北包括的和平合意の署名により、各国による「平和の定着」にむけた支援が開始されることを契機に治安状況も回復に向かい、2012年国立ハルツーム大学付属アフリカ・アジア研究所に、日本語講座が再び開設され現在にいたる。
本研究会では、今年10月まで国立ハルツーム大学付属アフリカ・アジア研究所に日本語教師として勤務していた鵜澤威夫さんによる実践報告(1部)と、同研究所に3年前に勤務し帰国後、大学院生として研究活動を行う鶴岡聖未さんの研究報告(2部)による前半後半の2部構成となります。就職や進学等の「実利」に直結しない日本語教育がいったいどのように実践されているのか、その活動にはどんな目的があるのか、その成果や意義についてどのように論証できるのか。スーダンの日本語教育現場をケーススタディーとして、従来の日本語教育とは少し異なったそのあり方について討議していきます。
第1部 発表:鵜澤威夫
第2部 発表:鶴岡聖未
ファシリテーター:新井克之
【参考資料】
※YouTubeの▼こちらのチャンネルからご覧になれます。
■開催概要
・日時:2015年 7月18日(土) 13:30~16:20
・場所:エルアージュ(L-AGE)小石川 2F 集会室
文京区小石川1-17-1 クイーンズ伊勢丹上
第1部
海外での経験が現在の生活に与えた影響についてーウズベキスタンでの経験から
発表:柴田真希(東京医科歯科大学国際交流センター勤務)
2000年から2002年の2年間滞在したウズベキスタンでの経験が現在の仕事や生活にどんな影響をもたらしているのか考えてみたいと思います。
第2部
「グローバル人材」言説と「海外の日本語教育」との接点とは?
発表:福島青史(早稲田大学大学院日本語教育研究科非常勤講師)
海外ボランティア等で、海外で仕事をして日本に帰国した人にとって、昨今喧しい「グローバル人材」を巡る言説はエリート主義的で、端から「関係ない」世界の話に思えるかもしれない。ただ、今の日本では、実際の「グローバル化」は「グローバル人材」言説とは異なる次元で、そこここで実際に起こっており、海外での他者経験を持つ人間の活躍こそが必要だと認識している。海外という圧倒的なマイノリティの状況の中で、しかも、他者のことばを使いながら社会参加をした体験は、他者との関係形成の基底にある「痛み」の感覚を共有できることにより、他者を繋ぐことができるのではないかというのがその理路である。研修会では「海外の日本語教育」に従事した当事者として、日本社会にいる海外経験者に同提案をしたい。
総合司会:小林基起
■開催概要
・日時:2015年 6月 13日(土) 13:30 ~ 16:20
・場所:エルアージュ(L-AGE)小石川 2F 集会室
文京区小石川1-17-1 クイーンズ伊勢丹上
第1部
実践報告「新疆ウイグル自治区で日本語を教えて」
発表: 劉 治子(旧姓 矢田部)
第2部
第1部の発表に関しての質疑応答&参加者のみなさまとの意見交換
総合司会:小林基起