第3回研究例会(2024年2月10日)

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日 時:2024年2月10日(土)

プレ企画:15:15-15:45

メインプログラム:16:00~18:15(日本時間)テーマ:『コロナ後の私たちにとっての教室の価値とは』

開催形式:Zoomによるオンライン開催

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プレ企画:

表 題:新しい国家資格「登録日本語教員」について

話題提供者:近藤(当学会世話人)

資料はこちらです。

https://drive.google.com/file/d/1FqgFZHBCItESQb68A0QgeljquAu02xFG/view?usp=sharing

 

 

第1部 

表 題:「「Noriko学級」 - ウズベキスタンの日本語教育の躍進」

発表者:ガニシエル ナジロフ(Noriko学級 校長)、宮内 崇敏(Noriko学級 副校長)

進 行:近藤(当学会世話人)

内 容:

ウズベキスタン、リシタン市にある「Noriko学級」は、約25年前に大崎重勝氏によって設立され、以来、無料で日本語教育を提供する歴史ある学校である。ウズベキスタンの地方の子どもたちに学びの場を提供することを目的としており、常勤教師がほとんどいないという困難にもかかわらず、旅行者や先輩生徒による教授法で教育を続けてきた。

しかし、コロナ禍の影響により、学校は大きな転換点を迎えた。従来の、対面での活動も継続する一方で、20名以上のオンライン教師とボランティアが連携し、毎日オンライン授業を実施している。今回の発表では、オンラインとオフラインの教育を組み合わせることで、新たな教育の形を模索する「Noriko学級」の現状と今後の展望について詳しく紹介する。

資 料:発表資料はこちらです。

https://drive.google.com/file/d/1QTCzEXrKuBqWcFQHzOpF-olgrirNR-w9/view?usp=sharing 

 

第2部

表 題:「メタバース上で行った授業活動に関する実践報告」

発表者:阿部公彦(明道中学国際部教師)

進 行:村木(当学会世話人)

内 容:

新型コロナウイルスによるパンデミックで、世界中の学校はオンラインによる授業に移行したが、その後現在はほとんどの教育機関が対面授業に戻っている。しかしながら教師と学習者が共にオンライン上にいることで地理的にも物理的にも束縛されない状態というのが、如何に授業やアクティビティ、イベントの可能性を広げるのかについては、日本語教育の文脈では十分に語られていないように思われる。今回の報告では特にメタバース(バーチャルリアリティ)をどのように授業や活動に取り入れたのか、そのメリットや難しさについて、また現時点でどんなことができるのかについてを報告する。

資 料:発表資料はこちらです。
https://drive.google.com/file/d/1b893VfKtwDLiNCg0QZTSIP0Szb9yALo6/view

第2回研究例会(2023年10月14日)


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日 時:2023年10月14日(土) 16:00~18:00(日本時間)

テーマ:『フィリピンの日本語教育を通しての変容』

開催形式:Zoomによるオンライン開催

(※リンクは申込フォーム送信後にメールへ自動送信されます) 
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第1部 

表 題:「フィリピン人日本語教師のダイナミズム-東南アジア5か国の日本語教育比較をもとに-」

発表者:古川嘉子(帝京大学 外国語学部国際日本学科 教授)

進 行:新井(当学会世話人)

内 容:

東南アジア5か国について日本語教育の変遷を振り返り、全体的な状況を俯瞰的にとらえてみる。その中で、フィリピンに焦点をあて、そこで活躍するフィリピン人日本語教師への調査から見えてきた現場の状況と、日本語教師としてのアイデンティティーのありようを紹介し、ディスカッションを行いたい。

 

第2部

表 題:「フィリピン日本語教育体験記:コロナ前後の私の挑戦と発見」

発表者:木村賢輔(MONOVERX株式会社代表)

進 行:村木(当学会世話人)

内 容:

本発表では、コロナパンデミックの前後のフィリピンにおける日本語教育の変遷を中心にお話しする。パンデミック前に実施した学習者中心の授業スタイルやランチレッスンによる「雑談練習」についてご紹介するとともに、コロナ禍による失業者のための日本語クラスの運営、新たにオンラインの事業として開始した新事業についてお話しし、その中で感じられる現地日本語学習者の変化について情報を共有することとしたい。

 

 

 

 

 

第1回研究例会(2023年6月10日)

2023年度第1回の研究例会は「AIと世界の日本語教育」をテーマに、カナダと南インドでの実践例を紹介します。動画は第2部のみとなります。

日 時:2023年6月10日(土) 9:30AM ~ 12:00PM(日本時間)

テーマ:『AIと世界の日本語教育』

開催形式:Zoomによるオンライン開催

 

第1部(発表動画:会員限定公開)  

表 題:「日本語教師がChatGPTで今現在できる事」

発表者:石川比奈子(カルガリー大学助教授)

進 行:近藤(当学会世話人)

内 容: 

カナダ在住の日本語教師である報告者は、最近chatGPTを活用して日本語教育に取り組んでおり、先日、「ハナニチ」というイベントにてカナダ在住の日本語教師向けにchatGPTについての紹介を行った。この経験をもとに、海外日本語教育学会の6月の研究例会において、報告者自身がなぜchatGPTを使用するのか、カナダの日本語教師向けにchatGPTについて発表した背景について解説する予定である。また、「ハナニチ」での講演では取り上げきれなかった、chatGPTを使用する際の留意点についても述べるつもりである。報告者自身がchatGPTを使って日本語教育に取り組むようになったきっかけや、その効果についてもお話しする。

資 料:こちら

 

 

第2部

表 題:「南インドの日本語教育界におけるchatGPTに対する受け止め方」

発表者:村上吉文(国際交流基金日本語アドバイザー)

進 行:村木(当学会世話人)

内 容: 

人工知能が語学教育に与える影響についての南インドでの受け止め方」 ChatGPTのような大規模言語モデルが語学教師に及ぼす影響が大きいという研究があり(Ed Felten 2023など)、業界として今後の変化に備える必要があると考えられる。発表者は南インドの日本語教師向けに、人工知能を活用した語学教育の影響について情報発信している。今回の発表では、インドで行われたワークショップに参加したインド人日本語教師の反応を紹介し、今後の課題に対する解決方法を提案する。 

資 料:こちら

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